音声制作
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ゲーム音声のプロが教えるアウトソーシングの4つのポイント
"ゲームの音声やセリフの制作はとても難しく、外部のベンダーを活用すると工程はより複雑になります。「""セリフ収録の工程""とは、線形でなく地下鉄路線のようなものです。複雑に入り組み、発車や停車、交差点があります」とJacquieは言いました。しかしこうしたベンダーを活用することで、ゲームは質を高める新しいスキルや専門技術を取り込むことができます。音声制作ベンダーと関係を築き、最大限活用するためのポイントを4つお伝えします。
1. 精度と透明性によるコスト削減
音声プロジェクトにはそれぞれ要件がありますが、最終的な目標は常に「限られたアウトソーシング費用をできるだけ効果的に使うこと」です。そのため、アウトソーシングパートナー(*ahem*、SIDE、PTWなど)とともにプロジェクトを進める際は、すべての判断や優先順位がゲームのコスト、タイムライン、品質に影響する点を理解しておくことが重要です。
ベンダーに対して透明性を維持することは、予算、優先順位、技術要件だけでなく、希望事項、ツール、マイルストーン、納期、マーケティング要件についても重要です。あらゆる問題を早期にベンダーと共有しておくことで、ベンダーはその要件を織り込んでよりよい納品物を仕上げられます。しっかりと算定された正確な予算を早い段階で作成しておけば、後にプロジェクトが遠回りすることがなくなります。Jacquieは、常に早期からチームを巻き込むクライアントを例に挙げながら、そうした姿勢が制作開始前の段階においてさえ、全容の理解や計画の助けになっていると説明しています。「深く徹底した見通しを立てていれば、当初の見積やスケジュールから逸脱することはほとんどありません。収録時に想定外の事態があまり起こらないのです」
2. 制作前の摺り合わせが重要
制作の前段階において、プロジェクトの目標を擦り合わせておくことがとても重要です。これがないと、ベンダーはプロジェクトの目標やクライアントにとっての良し悪しを推測するしかありません。プロジェクトの情報が追加されれば、ベンダーはプロジェクトのビジョンに沿った計画を立てられます。目標だけでなく、効果的な情報共有ツールを制作前に用意しておくことはとても価値があります。たとえば複雑な開発スクリプトツールから出力した作業中のスクリプトを、収録の直前ではなく1週間前に渡しておくことで、ベンダーは作業の妨げとなり得る懸念を事前に洗い出し、解決策を用意できます。
3. 大プロジェクトの成功にはストレステスト
大きなプロジェクトであればあるほど、ストレステストが必要だとJacquieは強調しています。ストレステストとは、プロジェクトに関わるすべての領域と相互依存性を徹底的に検証することです。初期の見積段階で話し合った最良のシナリオではなく、地道で現実的な検証を、実作業の担当者により本当の締切に合わせて行う必要があります。これにより、スタジオ内でアセット制作に携わっている声優、ディレクター、エンジニアの状況に合わせて調整できます。
Jacquieは収録、動画アセット、ストーリーボード、モーションキャプチャー映像、複数のマイクと声優の運用など、制作にあたって予期されるすべての事項について、ストレステストを行うように推奨しています。分岐するスクリプトを声優やディレクターに表示する方法をテストしている場合は、実際にスタジオで実行して様子を見るべきでしょう。
4. コミュニケーションがプロジェクト成功の鍵
ベンダーとデベロッパーの間で健全な関係を築くためには、制作の各段階におけるコミュニケーションが必須です:
ゲームや工程の規模や形式にかかわらず、見積、目標、ツール、実現可能なテスト方法などに関する効果的で実用的なコミュニケーションは、有限なリソースに無限の可能性を与えてくれます。
優れたベンダーは、それを知っているのです
以上が音声制作ベンダーを最大限活用する4つの方法です。こうしたヒントを参考にすれば、今後のゲームで完璧なセリフ制作に一歩近づくのではないでしょうか。ご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
音声制作について弊社が熟知している理由は、Jacquieのような優秀なエキスパートを多く抱えているからです。開発中のゲームに優れた音声演出をお考えの場合は、ぜひsales@ptw.comまでご連絡ください。
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