ロード中…
SIDE LAスタジオヘッドのJoe Adamsをご紹介
SIDE LAスタジオヘッドのJoe Adamsをご紹介

SIDE LAスタジオヘッドのJoe Adamsをご紹介

PTWブランドファミリーの中で、当社の子会社であるSIDEは、世界的なゲームやエンターテインメント市場に対応する専門的な音声およびオーディオサービスで存在感を放っています。SIDEは現在、ロンドン、LA、パリ、モントリオール、東京、上海の世界各地に6つの最先端のスタジオを構えています。

2017年3月に開設したSIDEのロサンゼルススタジオは、今年で7周年を迎えました。今年初めにSIDE LAスタジオの新スタジオヘッドとして迎えられたJoe Adamsに、エンターテインメント業界における彼の経歴や、SIDE LAスタジオを選んだ理由、SIDE LAスタジオを際立たせている特徴について話を聞くことができました:

これまでの経歴、そしてメディアやエンターテインメント業界のキャリアに惹かれたきっかけを教えてください。

直近では、ウォルト・ディズニー・カンパニーの制作スタジオを管理し、ディズニー、ピクサー、Disney+ブランドのソーシャルマーケティング動画を制作していました。Disney+のローンチチームの一員になれたことは、私のキャリアの中でも最高の瞬間でした。それ以前は、AOL/Huffington Postに勤務し、ハフポスのライブビデオネットワークのローンチと管理に携わったほか、AdeleやLady Gagaといったアーティストのライブミュージックパフォーマンスの演出とエンジニアリングを数多くサポートしました。

私がエンターテインメント業界に惹かれたのは、クリエイティビティとテクノロジーが交わる場所に位置する業界だからです。この脳に備わっている両半球を使って、クリエイティブな課題と経営上の課題を解決するというこの組み合わせは、この業界独特のものです。それが仕事を新鮮で魅力的なものにしてます。エンターテインメントとスタジオ経営は、私の経営スタイルと個人的な興味の両方に、他とは比べられないほどマッチしているのです。

このような業界は他にありません。私は、ゲームというメディアを探求することが楽しくてたまりません。なぜなら、他のエンターテインメント業界よりも、クリエイティビティとテクノロジーの限界を押し上げてくれると強く信じているからです。

エンターテインメント業界での最初の仕事はどのように決まりましたか? この業界に入るまでにどのような困難を乗り越えてきましたか? 「現在」に至るまでの経緯を教えてください。

冗談みたいに聞こえるかもしれませんが、私がラジオでの初仕事を得たのは、じゃがいも農家で働いているときでした。高校生の頃、友人の農場を手伝っていたんです。私は知らなかったのですが、その友人の母親がローカルラジオ局の番組ディレクターと親戚だったのです。そしてそのディレクターが週末に働いてくれる高校生を探していて、友人の母親が私のことを話してくれたんです。そうして私は、夜と週末にWHOU-FMで働き始めました。それがきっかけで、大学では映像制作を学びました。卒業後、エンターテインメント業界での仕事を求めてロサンゼルスに移り、そこで初めてデジタル制作施設の建設と運営を手伝う仕事をしました。それからは、ただひたすらに突き進んできたのです。

SIDE LAにおける現在の役割について教えてください。また、SIDE LAは、SIDEという大きな組織とPTWブランドファミリーの中でどのような位置づけにあるのでしょうか?

SIDE LAではスタジオヘッドを担当しています。この職務は、制作、販売、エンジニアリング、IT、設備が交わる場所に位置しており、すべての部署が効果的にコミュニケーションを取れるようにするのが仕事です。

突き詰めていけば、SIDE LAはSIDEという大きな組織の要となる存在なのです。私たちはSIDEのクライアントとハリウッド俳優たちをつなげ、米国を拠点としたレコーディングソリューションを提供します。SIDEとPTWの大きな強みは、世界中のクライアントに対応できることです。私たちが手がけるプロジェクトは、ロンドンやモントリオール、パリのスタジオが関わる大きな仕事の一部であることがよくあります。また、アジア市場で大きな存在感を示しているゲーム会社にも対応しており、プロジェクトの多くはオーディオ収録/ミキシングにとどまりません。プロジェクトには、ローカライズとQAの要素が含まれる場合もあります。そしてそれこそがPTWとSIDEの真の強みであり、世界中にプロジェクトを展開する国際的なクライアントのパートナーとなっている理由なのです。

SIDE LAのスタジオヘッドとしての職務は、これまでの職務と比べていかがですか?

SIDE LAで働くことは、唯一無二の経験です。この会社が生み出す才能と仕事の質は最高レベルです。私にとってなにより違うのは、ゲーム業界で働くのが初めてだということです。この業界には独自の文化や用語があり、私が過去に勤めた会社とは異なりますが、クリエイティブな環境であるという点では似ています。映像制作であれ、音声制作であれ、ゲームであれ、クリエイティブな人たちは皆、同じような視点を持っています。クリエイターと仕事をするには、ある種のスキルが必要ですが、それは媒体、ジャンル、ワークフローを問わず、すべてに共通するものがあると思います。

SIDE LAの特徴は何ですか? SIDE LAの強みは何でしょうか?

SIDE LAの特徴と強みは、どちらもSIDE LAで働く人々です。このチームの献身的で質の高い仕事ぶりには驚かされます。彼らは個よりも集団として高いパフォーマンスを発揮する人々の集まりです。メンバー同士でお互いを心から思いやり、仕事に対して真の情熱を持っているからこその仕事ぶりです。彼らはゲームに生きているのです。だからこそ、1つ1つのプロジェクトにしっかりと打ち込むことができます。エンジニアは技術的なスキルの域をはるかに超えており、彼らが日々見せてくれる人間性と人材管理能力には目を見張るものがあります。制作チームもまた、多くの責任を担っており、そのすべてを驚くほど軽々とこなしています。彼らは素晴らしいチームで、私は彼ら一人ひとりと仕事ができることにとても感謝しています。

SIDE LAの設立にあたり、どのような目標をお持ちですか?

SIDE LAでの私の目標とビジョンはどちらも、「SIDE LAは楽しくあるべきだ」ということです! ここは働いている職員や訪れるクライアント、そしてタレントにとっても楽しい場所であるべきなのです。主にゲーム業界にサービスを提供する収録スタジオで働くことは、関係者全員にとって面白い経験になるはずです。もし私たちが自分の仕事をきちんとこなし、業界最高水準のオペレーションを行い、最大限の業務効率を上げているのであれば、他のことはすべて楽しくなるはずです。これまで働いてきた職場はどこも楽しかったし、この仕事もそうなるだろうと思っています。

エンターテインメント業界で20年以上の経験をお持ちですが、現在に至るまでに乗り越えてきた困難や、経験してきた業界の変化から得た学びの中で、特に重要だと思ったことは何ですか?また、この業界に入る前の若い自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いたいですか?

これまで得た中で一番の学びは、同僚は常に善意を持っていると考えることです。人を貶めようと思ったり、まったくの無関心で仕事をする人はほとんどいません。たいていの場合、仕事で問題が起こるのは優先順位を巡って争い合うときです。善意を抱いていることを前提にすれば、ただ相手を責めるのではなく、仕事上の問題を根本から解決するために取り組み始めることができます。このシンプルなアプローチは、私のキャリアに非常に良い影響を与えてくれました。

若い頃の自分へのアドバイスとしては、あまりしゃべらないこと、よく聞くこと、そして常に質問をすることでしょうか。旅の途中で出会う人全員に質問をしてみてください。どのような人からも得られる知識や経験はありますし、そうして出会った人にはいつも驚かされます。例えば、以前勤めていた会社の警備員と話してみたことがあるのです。そうしたら、なんとその方が以前フランス外人部隊に所属していたことを知りました。ご想像のとおり、私はこの同僚から多くのことを学びました。

私たちのために時間を割いてくださり、自身の経歴とSIDE LAへのビジョンを語ってくださったJoeに感謝を!PTWのグローバルビジョンである「あなたの物語を世界に」の一環として、LAのチームがゲーム業界とエンターテインメント業界に胸躍るような方法で革新をもたらし続けるのを楽しみにしています。