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遠藤祐二さん、PTW Asiaへようこそ!
遠藤祐二さん、PTW Asiaへようこそ!

遠藤祐二さん、PTW Asiaへようこそ!

今年5月、PTWはアジア地域の新統括責任者に遠藤祐二さんを迎えました。彼のゲーム業界における専門知識をアジア事業に活かしてくれることを嬉しく思い、長期にわたってPTWで活躍してくれることを期待しています。今回は遠藤さんに、ゲーム市場での経験、PTWでの役割、そしてアジア地域のビジョンについてお聞きしました。

これまでのご自身の経験についてお聞かせください。

ニューヨークで生まれ、幼少期の殆どをインド、パキスタン、テキサスといった海外で過ごしました。その後、セガに就職してゲーム業界で社会人キャリアをスタートし、まずはゲーム機器の輸出入やキャラクター版権のライセンス業務を担当しました。

その後、転職を行い、ソフトバンクやディズニーでエンターテインメントやゲームに関わる仕事をする事になります。ソフトバンクでは、NCソフトとソフトバンクの合弁事業であるNCジャパンの立ち上げなど、海外で成功しているビジネスを日本に持ち込んで、新規のスタートアップ事業をサポートし、ディズニーでは、Disney Mobile(MVNOサービス)、Disney Pass(定額制コンテンツサービス)などの新サービスの立ち上げや、日本の大手コンテンツ配信会社との提携を担当しました。

直近では、ネットマーブルジャパンのCEOとして、『七つの大罪 ~光と闇の交戦~』『二ノ国:Cross Worlds』『セブンナイツ2』などのタイトルを立ち上げたほか、PTWグループ企業のCRESTに依頼して『セブンナイツ』のTVアニメシリーズも制作しました。

PTWのアジア地域統括の役割について教えてください。

統括責任者は、クライアントに質の高いサービスを提供すること、そして当社のリソースをどのように活用し、新たなクライアントとの機会を開拓するかを戦略的に考えることが主な役割です。

PTWでは、ローカライズ、QA、プレイヤーサポート、アート、ゲーム制作、音声制作など、さまざまなサービスを提供しています。どのサービスに注力したいと思いますか?

弊社のサービス提供範囲の広さを知って頂くべく、色々なクライアントとの接点を広げるため、あらゆるサービスの認知度を上げる事に注力していきます。クライアントによって、その時々に必要となるものは異なりますので、なんでも相談出来る窓口からワンストップで必要なサービスが提供される事を知っていただき、社外で支援が必要なときは、PTWへまずは連絡を貰える様にしたいと考えています。

最も成長が期待できるのはどの市場ですか?

どの市場にも多くの成長の可能性があり、その可能性を伸ばすことが私たちの使命です。例えば、中国では、現地のゲーム開発者の海外進出を支援するため、ターゲット市場に合わせたローカライズ、LQA、QA、オーディオ、アート、プレイヤーサポートなどのサービスを提供する機会が増えてきています。

日本では、私たちはコンソールゲームのクライアントサポートに強みを持っていますが、モバイルやPCの分野では、まだまだ伸びしろがあると言えるでしょう。

また、韓国で急成長している映画産業やウェブ漫画、アジアでのアニメ・映像産業も興味深い分野です。例えば、ウェブ漫画のサービスが最初に流行したのは韓国で、今では日本でも大人気です。ウェブ漫画サービスの「ピッコマ」と「LINEマンガ」の提供会社は、どちらも韓国資本ですが、現在日本のアプリストアの売上ランキングで常に上位にランクインしています。

PTWのアジアでの強みは何でしょうか?

アジアのチームは、あらゆるジャンルのゲームサポートを提供できます。東京、羅州、ソウル、上海、台北、クアラルンプールのアジアスタジオに優秀な現地スタッフを配置しているので、ローカライズ、LQA、QA、プレイヤーサポート、オーディオ、アートサービスなどのワンストップサービスを提供でき、言語や文化の壁なくアジア市場進出をお手伝いできます。

また、ゲームだけでなく、アニメ関連の業務にも対応できます。PTWの傘下には、アニメの音声制作ノウハウを持つデルファイサウンド、アニメシリーズを制作する100Studioを備えているCRESTがあります。

最近は3Dを使ったアニメの需要も増えているので、1518 StudiosやQbistのアーティスト達によるアートやグラフィック制作支援も強みとなります。

その他には、台本や字幕のローカライズサービスを提供できます。日本には、障害のある視聴者のためにすべてのアニメに字幕をつけるという新たな法律がもうすぐ実行される予定ですが、PTWグループ会社のPalabraからは、その字幕や音声ガイドのサービスを提供しています。

現在検討中の新たな事業エリアはありますか?

ブロックチェーンゲームとメタバースです。この2つは、これからの成長産業ですが、当社の社内ブランドである1518 Studiosは、すでにこのエリアでNFTアートの提供などで、素晴らしい仕事をしていますので、そのサービスをアジアのクライアントにも提供できるでしょう。